郊外地域の宅地開発

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郊外地域の宅地開発についてみると,その制度的側面からは都市計画との関連から住宅地化をはじめとする都市化に対する法律によるコントロールを 対象として,土居(1984)は,松山市を事例として必ずしも都市計画上の法的規制が農地の住宅地化に対して制約を与えていない部分が存在することを指摘した。
この他にもこの観点からの研究として,都市計画の視角から市街地拡大に対する行政側のコントロールを概説した千歳(1979)や片柳(1994)などがあげられる。また,ホワイトハンド(Whitehand;1990)は,地主や民間デベロッパーの活動と地方自治体の開発コントロールの関係を住居形態や区画から分析した。
以上のように,地理学における都市化研究では都市化のなかにおける「郊外化」について,形態論的立場から住宅地の拡散状況を明らかにしている。ここで郊外について,地理学以外からどのような捉え方をしているのかをみることによって,地理学的アプローチへの逆照射を試みたい。
そもそも郊外住宅地とは,大場(1993)が指摘するように「(都市の)郊外〔近郊〕住宅地区」を意味するサパーブス(thesuburbs),「(都市の)近郊,郊外」を意味するサバーブ(suburb)であり,「どちらも,都市から離れた,静かで広々とした郊外の住宅地やその住人を意味する言葉」である。
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それに対してサバーピア(suburbia)は,辞書では「(都市の)郊外,郊外社会,郊外居住者〔住民〕,郊外族,あるいは,郊外風の生活様式〔習慣,風俗)」を意味し,「サバーブという単語に,『地域,社会』を意味する”ia”という接尾辞が加わった“サバービァ”の場合は,郊外住宅地やその住人だけを意味するのではなく,住宅地や住人の生活様式や風俗,文化といった要素も含まれている」ことを大場は強調する。

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