郊外地域を対象としたハウジング研究

EA013_L
都市化・郊外化に関する研究
ハウジングに関する初期の地理学のアプローチとして,都市構造に関して形態論的分析を用いた事例研究や,住宅地域の分布や居住地域の空間的パターンについて,空間的パターンの模式化・理論化を都市構造から解明しようとした研究が圧倒的に多かったことは,1950年代後半以降の都市地理学の文献の蓄積(山鹿;1952,1957,1960,1969,岡部;1979,樋口;1979,北畠;1981,1984,桑島;1984など)をみれば明白である。これらの研究は,欧米における都市の内部構造を分析し,空間的パターンを明らかにした数多くの研究(Theodorson;1961,1982,Robson;1969,Johnston;1969a,YeatesandGarner;1971,Bourne;1981,Carter;1995など)と同様に,都市を形態面からとらえたものとみることができる。このようにハウジング研究は都市の居住地域構造へのアプローチから始まったといえる。
例えば,コンウェイ(Conway;1985)は発展途上国の都市を事例として,都市化の段階の変遷を人口移動や住宅の質から模式化したが,このような都市構造の形成過程や原因についての分析は,主に住宅の都市郊外への外延的拡大を対象とした都市化に対する研究であった。地理学において最も早い段階から住宅地域にかかわる諸現象や諸問題に関して研究されたのは,都市化に関連した研究分野であったといえよう。
ところで,都市化および郊外化の用語の定義を木内(1979)は,「東京,大阪などの周縁にみられる密集した住宅や乱雑な土地利用は,郊外と呼ぶよりは,既成市街地の延長にすぎず,一部では市内より過密無統制である。これをスプロール(sprawl)という。
「北側」と「水回り」は気を付けましょう。←参考にここのサイトからいろいろな間取りを見てみましょう。
〈郊外化>(suburbanization)は都市化または大都市化(metropolitanization)の周辺への波及を指し,アメリカ合衆国においては,中流階級がよい自然的・社会的環境を求めて市街の外に住居を移す運動である。それは農工一体を求めたハワードの初期の田園都市運動とは別のものである」と定義した。

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