開発の新しい住宅団地やミニ開発

EC035_L
年齢別人口構成の空間的パターンをみるために,住宅地別にO~9歳人口率
の分布をみた。その結果,八幡市男山団地内の公団賃貸住宅や宇治市,長岡京
市などの民間分譲マンションで高い比率となっており,このほかに宇治市や城
陽市の開発の新しい住宅団地やミニ開発においても高い比率となっている。し
かし,宇治市,城陽市,長岡京市などの開発時期の古い住宅団地やミニ開発で
は10%未満のものが多い。ミニ開発がすでに開発された地域内で空白を埋め
るような形で進められているため,地域的な差異を見いだすことは困難であっ
た。世帯主の年齢階級の偏りに対応して子どもの年齢階級にも偏りが生じてい
るため,開発の新しい住宅地には学校施設の増設が必要となり,開発時期が古
い住宅地では子どもの減少が生じている。

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このような年齢階級の偏りは,先に検討した年齢別人口構成から推測される
ように,短期間の住宅団地開発が年齢別人口構成の偏りをもたらせた影響と考
えられる。しかし,近年の大規模住宅団地での分譲は,「第○期分譲」のよう
に分譲時期を複数化してかつてのように短期間に販売して開発資金を早く回収
することが少なくなった。これは小出しに販売することにより土地価格を維持
でき,意図的に値上げを待って販売することも可能であり,また希少価値をも
たらすことができるからであるが,その結果として居住者の年齢階級のばらつ
きを誘導できている。

老年人口(65歳以上)率についてみると,当地域は新興の住宅開発地を多
く含んでいるために,老年人口率が京都府平均(15.1%)よりも低い。例え
ば,宇治市の全市平均では9.0%,八幡市では7.1%とかなり低い老年人口率
となっている。

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